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経営不在―カネボウの迷走と解体

経営不在―カネボウの迷走と解体

経営不在―カネボウの迷走と解体
定価: ¥ 1,575
販売価格:
人気ランキング: 221165位
おすすめ度:
発売日: 2004-09
発売元: 日本経済新聞社
発送可能時期:
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おいおいおい、ちょっと頼むよ〜〜。。。
「経営不在―カネボウの迷走と解体」みたいな本を100円コーナーに置いておくんじゃね〜よ〜。
・・・と、今回はいきなりブックオフの100円コーナーにキレてみました。

しかも、よくよく見れば、経営不在―カネボウの迷走と解体の他にも、経営不在―カネボウの迷走と解体の続編みたいなのとか、関連の書籍が投げ売り状態に・・・!

・・・っったくアイツ等ふざけやがって〜〜。
だいたいにして「いらっしゃいませ、こんにちは〜」ってゆう、心が微塵もこもってない、ただ言わされてるだけのセリフを聞いてるだけでサツイがこみ上げてくるぜ(-_-メ)

これからに期待
カネボウの歴史を踏まえた産業再生機構への支援要請に至る過程、およびそこでの企業再生の経過を記したもの。

カネボウは歴史のある企業で、過去の日本での典型的といえる経営をしていた。そこに見られるのは、成長に伴う多角化(カネボウの場合は範囲の経済の伴わない多角化もあった)や労使協調、終身雇用というものである。もちろんそれらの日本的経営と呼ばれる要素は単純に悪いものと断定すべきものではないが、カネボウの経営においては足を引っ張ってきたものが多い。しかし日本的経営自体が悪いのではなく、そこから派生する悪しき習慣が最大の原因であろう。具体的に言えば、経営者が企業の業績が悪い時期に危機感を持たずに、改革をしきれなかったことや、事業縮小による人員の削減を断行できないため、赤字事業からの撤退が出来なかったことなどが挙げられる。もし経営陣が危機感を持ち、マクロな目で物事を捉えたり資本の集中投下やコスト削減策を本気で考えていたら今とは異なる結果になっていたかもしれない。
そしていざ改革をする段階になっても、メインバンクから経営陣の一部を送り込まれていたことが経営陣の一致団結を妨げることになったのもカネボウが迷路に追い込まれていく原因の一つである。

これからについて。カネボウ本体と化粧品部門は分かれることになったが、過去の膿を全て出し切ってしまうという姿勢は大いに評価できるし、まず再生のスタート地点には立てたのではないだろうか。
今後発覚する過去の負の面があまりに大きすぎて再生が困難になるかもしれない、独自の経営資源による戦略が時代遅れになっているかもしれない。だが、竹中さんなどが日本の市場に認識させた「借りた金は返す」という当然の論理を貫徹しつつ、日本的経営さらにはカネボウの独自性に磨きをかけた今からの経営を目指して欲しいと思う。

タイトルの意味を考えると
『経営不在』というタイトルに疑問をもって読んだ。
しかし、内容・構成ともに充実している。
三井家による創業後、武藤山治・武藤絲治を経て、
伊藤淳二時代に至るまでのカネボウ社の経緯を読む限り、
山治と伊藤による個性豊かな企業運営について、
それぞれ詳しく描かれており、
これをもって経営不在と表現するのはどうか。
当時の2人の個性と経営理念はきわめて盤石なものであり、
戦前から戦後成長期の市場に適応したのに対して、
伊藤が支配を引きずり過ぎただけ、と評価するのは、
ジャーナリストや評論家に好都合な見方であろう。
信念を貫く個性的な経営者の活躍を紹介しておきながら、
何をもって「経営不在」と言うのか。
理想を求める山治、ペンタゴン(5事業多角)経営の伊藤、
両名の経営理念は現代の経営者も十分、学ぶに値する。
著者の結論は、支援機構が主張するように、
個々の事業運営(再生)こそ重要であり、
全体としての企業運営(再生)は斥けられるべき、と読める。
しかし、それではあのBCGによるPPMと同様に、
中長期的な事業育成という重要課題が捨象されることになる。
市場での成否や粉飾といった問題は別として、
カネボウ社に壮大な経営理念とその担い手が存在していたことは、
紛れもない事実である。
結局、解体したではないか、という経済面だけに囚われると、
企業経営のもっとも興味深い面が隠れてしまう。
帆足時代以降、
メインバンクからの役員による守りの運営を揶揄しようとして、
山治・伊藤に比肩する凄腕がいないという事実を表現しようとして、
著者はこのタイトルを選んだのかもしれない。皮肉である。
しかし、そう理解すれば、納得できる。

意外に読みごたえがない
本書を読めば、カネボウの迷走の一端を垣間見ることができる、という表現が合うのではないか、と思います。日経新聞らしく、カネボウや花王トップのインタビューや独自の取材で掴んだ情報が随所に出てきて臨場感がありますが、一方で、核心まで詰め切れていない印象も受けます。脇役の話が少ないからでしょうか。舞台裏で奔走していた三井住友銀行やユニゾンキャピタルの担当者の話が載っていたら、分析がもっと多角的になり、当社の迷走の真の原因が重層的に浮かび上がったのではないかと勘ぐっています。

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